「平良まで買い物に行ったり、遊びに行くの」と笑顔を見せる平良さん。晴れた日は「愛車」のミニバイクに乗ってドライブを楽しむ。「行けるところは全部自分で行く。遠出することもある」と、現役ドライバーは自信たっぷり。
若いころは、ミシンを使って洋服を仕立てていた。細かい作業が得意で「一枚の布から洋服を作る喜びは、何にも例えることができない」と振り返る。終戦後はミシンから離れ、畑作業に精を出した。「着る服もないのにミシンは必要ない。必要だったのは食べるもの」。手には針の代わりにくわを持ち、子供六人を育て上げた。
現在は、手先の器用さを生かして貝殻で作品を作ったり、パッチワークや絵など、作品づくりに励む日々。「やりたいことがまだまだあるから、百歳まで生きたい。人生はこれからよ」
子供六人、孫十三人、ひ孫二人。
(具志堅千恵子記者) |