「五輪を生で見たい」

下地 カマドさん(93歳)

1912(大正1)年10月5日生まれ


(城辺字福里)

ganzurogo.tif (147800 バイト) きびきびと歩き、快活そのもの。「私はいつでもしゃんしゃんしている元気なおばあ」と笑う下地さん。家でじっとしているよりも外で活動することが好き。グラウンドゴルフのクラブを持てば、上手に狙いを定める。
 若いころは、朝から夜まで畑仕事。農業に従事していた夫は、魚捕りの名人として近所で有名だったという。「困ったときはお互いさま。『家族も大事だけど、近所付き合いも大事にしよう』が口癖だったよ」と目を細める。常に夫婦二人で力を合わせて生活を守ってきた。「食べものには困らなかった。夫も隣近所もみんな私に優しかった」と穏やかに話す。
 現在の楽しみは週に一度のデイサービス。「冗談を言ったりできる友達との会話が何よりも長寿の秘訣」。見せる穏やかな笑顔には、人生をたくましく乗り越えてきた人の余裕が漂っている。
 子供二人、孫七人、ひ孫十人。

                                                       (具志堅千恵子記者)

<<<がんずううやきページにもどる