城辺一番のがんずうさん
砂川 マツカマさん (94歳)
1911(明治44)年6月10日生まれ
(城辺字比嘉)
背筋をピンと伸ばしてしゃんしゃんと歩き、声に出してよく笑う砂川さん。週に一度通うデイサービスの友人たちからは「城辺一番のがんずうさん」と称賛されるほど、元気いっぱいだ。 二十二歳の時に結婚した夫、玄良さんは愛妻家で、とても優しく気遣ってくれたという。生活のためにと休む間も無く、雨の日も風の日も、汗水流していつも二人で農作業に頑張った。「天気が悪くても畑で働かなくてはいけない。私を大切にしてくれた夫がいたから、今振り返ってみれば難儀ではなかったよね」と穏やかに話す。 長寿の秘訣は「よく笑うこと」「ご飯は、何が栄養になるのかを研究しながら食べること」「子や孫、友達から愛されること」。好き嫌いなく、よく笑って、周りに大切にされる。愛情に満ちあふれた笑みが心身の健康につながっているようだ。 子六人、孫二十人、ひ孫九人。 (具志堅千恵子記者) |