みんなに頼られ愛されて

友利ハルさん(89歳)
1917(大正6)年6月7日生まれ

(城辺字西里添)

ganzurogo.tif (147800 バイト) 「自分にできることは何でもやったよ」と笑うハルさん。部屋にはグラウンドゴルフやゲートボールで獲得したトロフィーやメダルが並ぶ。特にゲートボールでは、城辺代表に選ばれ県大会にも出場した。
 ハルさんは二歳の時に父親を、九歳の時には母親を亡くした。幼くして両親を失った寂しさは今でも消えてはいないが、平良や沖縄本島で暮らす子どもたちの話になると「いくつになっても自分の息子と娘たちが一番かわいいよ」と母親の顔になる。
 三十代で助産師になり、付近の集落の子どもはみんな取り上げた。そのため周囲の人たちからの信頼も厚く、いつもハルさんの周りには人が集まってくる。
 「私はみんなに頼られて愛されているから幸せだよ」と穏やかな表情のハルさん。現在の活力源は、若いころに培ったいろいろな経験が基になっている。
 子供5人、孫15人、ひ孫6人。
                                  (坂本慧)

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