好奇心の泉尽きず

下地 艶子(つやこ)さん(91歳)

1914(大正3)年5月3日生まれ

(平良字下里)

ganzurogo.tif (147800 バイト) 夫の恵良さんが病床に付した一九九〇年から、宜野湾市に住む三男夫婦の元に生活の拠点を移した下地さん。夫の他界後も明るく活発な自分らしさを見失わず、新たな生活を充実させながら、住み慣れた宮古との間を行き来している。
 六日には、二女・文子さんが出演した「宮古民謡の夕べ」を観賞し、三線の上達ぶりに感激の涙を流したという。「いくつになっても子供の晴れ姿を見るのはうれしい」とほおを緩める表情は、愛情いっぱいの母の顔だ。
 一方で、舞踊、三線、書道にゲートボールと、尽きることのない好奇心で日々を満喫。バッグの中にはメモ帳を忘れず、印象に残る出来事を書き留めているという。「長生きして良かったよ。嫁は温かいし、ひ孫の誕生は翼があったら飛びたいくらいうれしかった」。宮古と沖縄本島で家族のぬくもりに囲まれ、ますます活力がみなぎる。
 子供六人、孫十一人、ひ孫七人。

                            (砂川智江記者)

<<<がんずううやきページにもどる