団結精神で「宮古は一つ」

下地 栄さん(87歳)

1918(大正7)年6月10日生まれ


(平良市松原)

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 農業と漁業で暮らしを守り、四十歳の年には地元・久松の人々から推されて平良市議会議員に。以後、戦後の社会基盤の向上を目指し、住民の声を行政に反映させようと四期の議員生活を送り、一九八二年から八六年までは市教育長として教育行政の発展を担った。
 「復帰前は、琉球政府からの交付金や助成金が年度末ぎりぎりにしか交付されないため事業に着手できず、翌年度に繰越金として活用していた。例えば学校を建設するのも遅れるしね…」と、当時の行政の内情を振り返る。
 社会整備が格段に進んだ現在においては、今年十月の市町村合併で新たな時代の風を感じている。「『宮古は一つ』の言葉通り、みんなが団結してますます元気な宮古をつくってほしい」と強く願う。
 健康の秘訣は「くよくよしないこと」ときっぱり。「毎日楽しく前向きに」がモットーだ。
 子供二人、孫四人。

                                                    (砂川智江記者)

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