テニスと民謡で健康づくり

砂川 清次さん(86歳)

1918(大正7)年11月10日生まれ

(平良市下里)

ganzurogo.tif (147800 バイト) 教職を退いた後から始めたソフトテニスで、健康な毎日を過ごす砂川さん。プレーもさることながら「年齢や職業、職歴に関係なくいろいろな人と気軽に話ができる」と、仲間との交流を満喫する。
 民謡と三線の練習にも熱心で、歌声と演奏を録音しては手本と聞き比べ、課題点のチェックに余念がない。録音した歌声を聞きながら「(演奏より)歌が難しいんだよな、歌が」と明るく話す表情は実に楽しそうだ。
 長年の教員生活は、戦時中に渡った朝鮮でスタート。宮古に戻ってからも教育に尽力し「松の下で勉強し、雨の日は増産休業」と授業もままならなかった戦後混乱期の学校を振り返る。「それでも、当時の子供たちは心豊かだった。社会が豊かになった分、今の子供たちはありがたみが薄い。時代の変化は止めようもないが、感謝の心は教え続けなければならない」と静かに語った。
 子供四人、孫九人。

                                         (砂川智江記者)

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