家庭の温もりが宝

高江洌 マツカマさん(88歳)
1916(大正5)年12月15日生まれ

(城辺町福里)

ganzurogo.tif (147800 バイト) 「思いやりのある嫁や明るい孫と一緒に暮らす毎日がとても幸せ。おかげで、昔の苦労はすっかり忘れたよ」と穏やかな笑みをたたえる高江洌さん。柔和な表情と優しい語り口が現在の幸福を物語る。
 友人たちと一緒に過ごすデイサービスが一番の楽しみ。「出掛ける日は、孫が朝ご飯を食べながら『きょうは学校の日だね』と声を掛けてくれるから忘れる心配がない」とうれしそうな顔を見せる。
 城辺町福里の自宅で「丸高金物店」を営む長男の實さんと美智子さん夫妻は日々多忙を極めるが「嫁の優しさが長寿につながっている」と感謝の言葉をさりげなく添える。「デイサービスから帰ってくるとお茶を出してくれたり、ちょっと風邪を引くとすぐに薬を用意してくれたりする。だから、年は取っても昔より元気なくらい」とにっこり。家庭の温もりが何よりの宝だ。

                                                       (砂川智江記者)

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