ゲートボールが元気のもと

川満 キヨさん(83歳)  

 1922(大正11)年1月18日生まれ

(平良市久貝)

ganzurogo.tif (147800 バイト) 多良間島出身の川満さん。30代のころ、生後10カ月の長女を背負い、3歳の長男の手を引いて、安定した生活を求め宮古本島へ移住したという。大工として働いていた夫の恵英さんを支えながら4人の子供たちを育て、家庭を守った。
 背中には乳飲み子、頭には夫の仕事で使う砂利や生活に欠かせないまきを乗せ、休む暇もなく働いた。「当時はミルクもないから、どんなに忙しくても仕事の合間に母乳を与えるしかなかった。毎日使うまきの用意も大変だったけど、苦労は皆同じ。誰でもそんな生活を送った時代さぁ」と微笑む。
 現在は、仲間5人で毎日2時間のゲートボールを楽しむ日々。「これがあるからしゃべって笑って楽しく暮らせる。ゲートボールは元気のもと」と軽快に話した。
 子供4人、孫9人、ひ孫2人。

                                                        (砂川智江記者)

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