「頑張って良かった

羽地 チヨ(はねじ ちよ) さん (85歳)
 1919(大正8)年10月25日生まれ

 平良市下里

ganzurogo.tif (147800 バイト)  「好き嫌いなく何でも食べることと、順調に暮らす子供たちのおかげで精神的に安定していること」と、健康の秘けつを披露する羽地さん。
 6人の子供たちが幼かったころ、建造物が赤瓦屋根からスラブへと移行する時代の真っただ中にいた。赤瓦を張る職人だった夫の仕事が除々に減り、生計を支えるためにチヨさんも必死で働いたという。なりふり構ってはいられず、工事現場でセメントを扱ったり、石を運んで機械で砕いたり、ブロックを作る工場で働いたりと力仕事もいとわなかった。「子供を育てるために忙しく働き、小さい子供の相手をする暇はなかった。でも、子供たちは自分で友達を探してたくましく育ってくれたよ」と母の顔に戻る。
 「子供たちは全員、素晴らしい結婚相手に恵まれて幸せに暮らしている。苦労を続けたおかげで、今の自分があると思っているよ。頑張って良かった」
 子供6人、孫13人、ひ孫4人。

                                               (砂川智江記者)
  

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