農業で心のゆとりを

亀浜 金徳(きんとく) さん (87歳)
 1917(大正6)年1月15日生まれ

 城辺町仲原

ganzurogo.tif (147800 バイト) 中国で兵役を務めた20代の一時期を除いて、一筋に農作業に従事した亀浜さん。現在もサトウキビを栽培し、肉用牛を飼育する現役農家だ。
 「農業の利点は自由が利くこと」ときっぱり。「もちろん作物の成長に合わせて、時期に沿った仕事をすることは大事だが、働こうと思えばいくらでも働けるし、今日は休もうと思えば休める。時間に縛られないのが一番いい」。心のゆとりが広がる伸びやかな笑顔で、時間に追われる勤め人の羨望(せんぼう)を誘う。
 今、何よりの楽しみは、風や日差しを感じて体を動かすグラウンドゴルフ。ボールを打ち、芝の上をさっそうと歩く後ろ姿は背筋がしゃんと伸びていて若々しい。
 健康の秘けつは「好き嫌いなく何でもきちんと食べることかな」と、食生活の大切さを強調する。農作業と趣味のグラウンドゴルフ、規則正しい食事につくられた元気な姿だ。
 子供5人、孫4人、ひ孫2人。

  (砂川智江記者)

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