７月に、ひ孫の１人が１歳の誕生日を迎えたと喜ぶ宮国さん。「嬉しさのあまり、お祝いの席で踊ったらひ孫も手を振って踊り出した」と幸せいっぱいの笑顔を見せる。
　孫たちのほとんどが宮古で生活しており、元気な顔を見るのが何よりの健康のもとだ。運動会におゆうぎ会、誕生日と１年中イベント続き。「もう、大変よ」と言いながらも楽しそうな声で笑う。
　農業に励む多忙な日々を送ってきたが、現在は家族に任せ「お手伝い程度」の役割に回ったとか。「そろそろキビの夏植えを始めるけど、その準備作業が私の役目」と穏やかな表情。余暇の時間は地域の仲間たちとゲートボールに興じる。「何をするにも体が資本。ンギャナ（ニガナ）とかイモの葉とか『青い物』を食べるといいよ」。ヘルシーで昔ながらの食生活が、健康な体をつくっているようだ。
　子供５人、孫１４人、ひ孫４人。

　　　（砂川智江記者）