「やれと言われればやる主義でね」と笑う長間さん。「微力ではあるけれど、社会のために少しでも役に立ちたい」と信条を語る。75歳までは地域の民生委員を務め、現在は老人クラブの会計係として活動するなど、持ち前の積極性で地域になくてはならない存在だ。
グラウンドゴルフが大好きで、毎日仲間たちとの集合時間が待ち遠しくて仕方がないとか。「午後になると、早く5時にならないかなぁとそわそわして待っているさぁ」と楽しそうな笑顔を浮かべる。「友達との世間話の中には勉強になることがたくさんあるよ。分からなかったことが分かるのは楽しいし、何より人を知ることは財産になる」。
近ごろは、苧麻績みの講習会に参加するのも楽しみの1つ。「下地町は稲石の里だから、宮古上布の発展に力を入れないとね」と期待を込めて話した。
子供5人、孫12人、ひ孫5人。
(文・写真 砂川智江) |