家族のきずなが笑顔のもと

久貝 セツさん (87歳)
 1916(大正5)年12月9日生まれ
 ( 下地町字川満) 

ganzurogo.tif (147800 バイト) 昨年から、3歳の孫と暮らし始めたという久貝さん。「子供がいると家族みんなの会話が増えて、家の中がにぎやかになる。明るくて楽しいよ」と、幸せを運ぶ「天使」に相好を崩す。
 主婦の現役時代には、一家10人の大所帯だったという。大勢の胃袋を満たすために、台所でてんてこまいの毎日。「畑で野菜やイモを取ってきたり、海の浅瀬で小さなエビや魚を取ってきてはごはんを作った。家族に食べさせ、気付いたときには自分の分が残っていないこともしょっちゅうだったよ」と穏やかな笑顔を向ける。
 現在は主婦業を嫁に譲り、農作業やゲートボールを楽しむ毎日。「息子も嫁も思いやりがあるから、のんびり暮らせる。特に嫁には大事にされているよ」と、優しい言葉を忘れない。
 いつも前向きな人柄と家族のきずなが、久貝さんの笑顔のもとだ。
 子供3人、孫10人、ひ孫10人。

  (文・写真 砂川智江)

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