裸足の散歩で若々しく

我那覇 善三郎 さん (83歳)
 1920(大正9)年4月25日生まれ
 ( 平良市前里) 

ganzurogo.tif (147800 バイト) 陽が傾くと、近くの水浜へ「情報を仕入れに」出掛けるという我那覇さん。「めったにラジオを聞かなくなった近頃は、友人との会話が情報源」と笑う。
 我那覇さん流の健康管理法は、裸足で散歩をすること。天気の良い朝は、海沿いをゆっくり歩く。「石が転がっていてもお構いなし。今どき裸足で歩いている人は私くらいじゃないかな。でも、足の裏の適度な刺激は(体に)いいらしいから」。「足裏健康法」が奏効してか、地域の女性からも「まだまだ青年のよう」との評を受ける。
 若い頃は、兵役や本土生活を経て島に戻りカツオの大漁船「瑞光丸」「伸幸丸」の親方代理を務めた時代も。約70人の船員を率い、時にはその家族のさまざまな相談にのることもあったという。
 社交や運動に積極的な若々しさと数々の人生経験が相まって「青年のよう」だけではない深い魅力が光る。
 子供5人、孫5人。ひ孫4人。

  (文・写真 砂川智江)

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