古いアルバムをめくりながら、時代を物語る白黒写真に頬を緩める赤嶺さん。「これは小さいときの子供たち、これは大好きだった友達…」。カメラに向けられた数々の笑顔は、どれも大切な宝物だ。
赤嶺さんの父・赤嶺盛雄さんが初代会長を務めたという地域の老人クラブ「西原みどり会」の会合も楽しみの1つ。「いつの世までも青々と繁っているように、との願いを込めて名付けたそうだよ」と話すように、いつも元気いっぱいのメンバーからたくさんのパワーをもらっている。
家に戻れば、民謡や懐メロを歌う明るさも。「台所でごはんを作りながら、近所に聞こえるんじゃないかと思うくらい大声で歌うよ。子供が送ってくれた懐メロの本で歌詞も覚えた」と笑顔を見せる。楽しみ上手な明るい人柄を、いきいきとした眼差しが語っている。
子供3人、孫7人、ひ孫4人。
(文・写真 砂川智江)
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