自分に負けずに

下地 光子さん (83歳)
 1920(大正9)年11月28日生まれ 
 (平良市東仲宗根) 

ganzurogo.tif (147800 バイト)ganzu040121-1.jpg (27749 バイト) 携帯ラジオを手に早朝の公園を歩くようになって1年が過ぎた。当初は1人きりの健康づくりだったが、徐々に同じ目的の人々が増え、今ではちょっとしたにぎわいさえ見せているという。
 「健康な老後を」と定年を契機にウオーキングを始め、「平良走ろう会」でジョギングの楽しさに目覚めた。1987年に宮古で開催された海邦国体では、大会旗を持って通りを走った経験も。現在は、公園での早朝ウオーキングに徹しているが、1年のうちで「欠席」したのはわずか5日。「毎朝『自分にはこれしかない』と元気に起きるんだよ。信念を持って生きたいから」。重みを含む言葉もさらりと話す。
 タートルマラソンも常連選手。「常に力を試したい」とベテランの顔を見せる。「自分自身に負けたくない」。心と体を鍛え続ける強さが、内から湧き出る若々しさの秘けつとなっている。
 子供6人、孫15人、ひ孫8人。

 (文・写真 砂川智江)

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