「毎日、仕事と趣味を楽しんでいる」と、にこやかに話す下地さん。午前中はキビの手入れ、午後は三線に読書と潤い豊かな生活が、心身の健康につながっている。
畑では、仕事の量を決めてから作業開始。「目標があると張り合いもあるさぁね」と充実した笑顔だ。
近頃は、三線を奏でたり本を読むひとときが何よりの楽しみ。「最初はテレビで聞いて、いいねぇと思った『二見情話』が一番好き。恋の歌だよ。かわいい歌」と口調もなめらかだ。一方、読書家の子供時代を過ごし、母親になってからはページをめくる暇もなかったという下地さん。大好きな時間を取り戻すように、就寝前は「いらぶの民話」を愛読する。「初めて知る民話ばかりで面白いよ」と、とどまることを知らない好奇心が下地さんのいきいきとした日常を築いている。
子供5人、孫18人、ひ孫11人。
(文・写真 砂川智江)
|