故郷の温かさを忘れずに
仲里 文子さん
(95歳)
1908(明治41)年6月
9日生まれ
(下地町字洲鎌)
「いまどきの料理は出来ないけど、昔ながらの料理は今もするよ。ンギャナやトゥナラの炒め物に和え物。子供時代はおやつも山の木の実だったしね…」。健康の秘けつは食生活にあり、と強調する仲里さん。「昔は贅沢はできなかったけど、自然のものを当たり前に口にしていた。今の子より昔の子がかわいそうだったかと言えば、そうとも言い切れないよ」。自給自足の時代から飽食の現代を生き、贅沢がイコール幸せではないという思いが重く響く。
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