子孫繁栄が大きな喜び 比嘉 ハル子さん (87歳) 1916(大正5)年5月 1生まれ (平良市字西原)
「若い頃は毎日忙しかったけど、今は農業を退職してゆったりしているさぁ。ひ孫の顔を見るのが1番の幸せよ」と、朗らかに笑う比嘉さん。「未婚の孫も多いから、これからもどんどんひ孫が増えるよ。これが楽しみさぁ」。子孫の広がりを何より喜び、いつもたっぷりの愛情を注ぐ。 「えらい人になれよー」と願い、6人の子供たちを厳しく育てた。「その子供たちが家族を増やし、喜びを与えてくれるのだから感謝だね」と優しい表情をのぞかせる。 友人づきあいにも積極的だ。「結婚前は、サニツの日が女性たちの一大イベント。浜でおしゃれ勝負をして、歌や踊りではしゃいだよ」。今は老人会の会合に定期的に参加。昔も今も女同士の楽しい時間で日常を彩る。 いつも前向きで大らかな笑顔が、一族や友人たちを和ませている。 子供6人、孫22人、ひ孫23人。 (文・写真 砂川智江)