優しさで家族を包む

福里 青松 さん (88歳)
 1914(大正3)年11月20生まれ

 (城辺町字西里添)

ganzurogo.tif (147800 バイト)  長身で色白。すらりとしたたたずまいが若々しい福里さん。自ら台所に立ち、毎日3食、きちんと自炊。味付けは絶妙で、時々会うひ孫たちにも「おじいの味噌汁は最高」と一斉に喜ばれるほどだ。
 若い頃から農業に励み、草刈り、いも掘り、キビの手入れと、いつでも子供たちを畑に引き連れ、共に汗を流した。長女の久野さんは、「母親はとても厳しかったが、その分、父はいつも優しくて、子供の前ではイチバンだった。温和な性格で、周辺でも『優しい青松おじい』と有名だよ」と誇らしげな笑顔。福里さんは「2人で叱ったら子供はいやがるからね、私はあまり叱らなかったよ」と子育て時代を振り返り、穏やかな笑みをたたえる。
 徒歩中心の適度な運動と規則正しい食事、そして何より、愛情豊かな人柄が和やかな軌跡を描き続けている。
 子供5人、孫16人、ひ孫4人。
 


 (文・写真、砂川智江)

top.gif (811 バイト)