快活な姿で家族を照らす

上地 カマド さん (86歳)
 1916(大正5)年10月1生まれ

 (上野村字宮国)

ganzurogo.tif (147800 バイト)ganzu030702-1.tif (179822 バイト) 起き抜けに腕を伸ばし膝を曲げ、シャキシャキと体操して1日のスタートを切る。
 長男の長栄さんが栽培する野菜を収穫しては、日々の料理に腕を振るう。「昨日はナスビ、今日はキャベツ、明日はヘチマにゴーラとおかずには困らないよ」と、快活に話す。
 2カ月に1度は白髪のショートヘアにパーマをあて、心身ともにさっぱり。「いつも息子が『おばあのパーマは伸びている。そろそろ行こう』と(パーマ屋に)連れて行ってくれる。こんな息子は宮古1周しても探せないよ」と明るい笑顔を咲かせれば、傍らの長栄さんが「おばあは宮古の美空ひばりだよ」と掛け合い、楽し気な笑い声が響く。
 まさに息もピッタリ、カマドさんの元気な笑顔が、家の中をますます明るく照らしている。
 子供4人、孫7人、ひ孫1人。
 (文・写真、砂川智江)

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