気象と生きた人生自負

糸数金五郎 さん(82歳)

1920(大正9)年3月14日生まれ

(平良市東仲宗根)

ganzurogo.tif (147800 バイト)kinngoro.tif (246080 バイト)「人生を『物理的』に生きる」―。18歳から定年退職する60歳まで宮古島地方気象台で宮古の気象を見守り続けた糸数金五郎さん。気象とともに生きた自らの人生を「誇りに思っている」と話し、理科系を自負するように明確な言葉遣いと効率の良い生き方を実践している。
 公務員生活最後の10年は気象台長として活躍。「宮古の3大台風(サラ、コラ、デラ)の時が一番印象に残っている。風速が85メートルを超える台風を観測し続けたことが人生最大の経験だね」と振り返る。
 健康の秘けつについては「30歳の時にたばこをやめたこととゴルフ。今は、月に1回親戚らとプレーを楽しんでいるよ」と話し、ゴルフの腕前は今でも一級品だ。
 「たばこはやめたけど、酒は毎日飲んでいる。それも元気の秘けつだね」と見せた笑顔に年を感じさせない力強さと人の良さが印象的。妻・静さんと間に2男1女、孫8人。

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