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「世界にたった一枚しかないＴシャツを作っています」と笑顔を見せる。筆と六色の染料を使って自由に描く絵は、「自然」や「地球」がテーマだ。客の要望に応えるのはもちろんのこと、相手の雰囲気からイメージを膨らませて描くことも。「お客様が持っている空気感はそれぞれ違う。伝わってくる何かを形にして、その人だけのオリジナルを生み出したい」と力強く語る。 宮古の魅力は「人の心の温かさ」と話す。「宮古に来て、人とかかわることが好きになった。都会にないものがここにたくさんある」。 色を付けていく筆先には、馬渕さんの温もりも込められている。 （具志堅千恵子記者） |
