【特集】 第7回ビーチバレー宮古島大会200
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下地町与那覇 前浜ビーチ 2006/06/3・4開催

      第7回ビーチバレー宮古島大会2006・各部門優勝チームの喜びの声

◇男子2人制
 優勝
結成後初のVに笑顔  リアス式海岸(仲矢・森岡ペア)

  男子二人制初優勝に輝いたのは「リアス式海岸」の仲矢靖央さん(26)=大阪府=、森岡大生さん(31)=同=のペア。チーム結成は今年一月で、チームとしても初めての優勝に「今後のツアーに弾みがつく。ツアーでのベスト4を目指したい」と喜んだ。
 決勝では「B―BOY」を21―16、21―18のセットカウント2―0で勝利。勝負所で仲矢さんのブロックが決まり、流れをつかんだ。「相手が強くて楽な展開はなかった」と大会を冷静に振り返る。
 二週間前に宮崎での大会終了後、課題をしっかり二人で話し合った。練習を積んで大会に臨み「優勝する自信はあった」と口をそろえる。
 仲矢さんは宮古島大会は初めて。「雰囲気が良く、気持ち良い。砂も良かった。海もきれいでロケーションは最高。優勝してうれしい。早くビールが飲みたい」と白い歯をこぼした。
 森岡さんは五回目の出場。過去に三位を経験している。「勝てたことはもちろんうれしい。ひざの故障を抱えていたので出場しないことも考えた。試合では仲矢に助けてもらった」とチームメートの活躍をたたえた。(洲鎌恵仁)

 写真説明・チーム結成後初めての優勝に喜ぶ「リアス式海岸」の仲矢さん(右)、森岡さん=4日、前浜ビーチ
 

◇女子2人制 優勝
男子相手の特訓実る いちごぱふぇ(菅原・梁川ペア)

 菅原和子さん(29)=神奈川県=、梁川友紀さん(25)=東京都=で今年一月にチームを結成した「いちごぱふぇ」がうれしい初優勝を飾った。
 決勝の「スタミナ定食」はこれまでに勝ったことのない相手。互いに手の内を知っているだけに、どれだけ裏をかけるかが勝負だったという。「いつもより相手がミスしてくれた。決められてもサーブカットから切り返し、リズムがつかめた」と振り返る。
 過去の大会で「強打が少ないことが課題」と分析し男子相手に特訓した強打が、試合の随所で決まった。結局、付け入るすきを与えず21―16、21―16ストレートで勝利した。「今まで勝ったことのない相手に勝てたことが、初優勝よりもうれしい」と語った。
 大会開催中に急きょ、韓国で開催されるソウル国際女子ビーチバレー大会への招待が発表されたことが発奮材料になった。
 菅原さんは「海外旅行に行ったことがないので、どうしても韓国に行きたかった。最後のポイントを奪ったときには『韓国だー』と思った」と興奮気味に語った。                                     (洲鎌恵仁)

 写真説明・初優勝に笑顔を見せる「いちごぱふぇ」の菅原さん(右)、梁川さん=4日、前浜ビーチ
 

◇男女混成4人制 優勝◇
兄弟、姉妹の団結光る
 スタイル(仲井間努・祐次、崎浜久美子・優子)

 参加百八チームの頂点に立った「Style」。沖縄本島から参加出場し、仲井間努さん(25)、祐次さん(21)兄弟、崎浜久美子さん(24)、優子さん(21)姉妹の四人で構成され、団結力と光る粘り強さで優勝に輝いた。
 四人は以前にも、ビーチバレー大会に出場した経験を持つ。仕事や学業などで忙しく、四人そろっての練習は一度しかなかったが、経験で培った技術が光りチームを勝利へ導いた。
 努さんは「一試合ごとに見せた粘りが勝因となった」と分析。「ミスしても決してあきらめることなく落ち着いてプレーすることを心掛けた」と汗をぬぐった。久美子さんは「素直にうれしい。楽しくプレーできたし、今はただ喜びをかみしめたい」と笑顔を見せた。
 今年は「チャレンジャーの気持ちで気合い入れて試合に挑戦した」と話したメンバー。来年は「志を高く持って、もちろん優勝を目指したい」と意気込みを見せた。                                (具志堅千恵子)

 写真説明・沖縄本島から参加し優勝に輝いたチーム「Style」。(左から)久美子さん、優子さん、努さん、祐次さん=4日、前浜ビーチ
 

 

 
砂上で熱いバトル
大会・写真特集

 

 「集え!ビーチの祭典 新生・宮古島大会」をテーマに第七回ビーチバレー宮古島大会2006(主催・同実行委員会)が三、四の両日、前浜ビーチで開催された。大会には男子二人制に二十七チーム、女子二人制に十七チーム、男女混成四人制に百八チームの計百五十二チームが出場。照り付ける日差しの下、熱戦を繰り広げた。盛り上がった二日間の模様を写真で紹介する。



東洋一と言われる前浜ビーチの白い砂浜を舞台に152チームが熱戦を展開した
 



プレーだけでなく、喜びのポーズも練習のかいあって(?)息ぴったり



仲間のプレーに笑顔で声援を送る応援団


強いスパイク、高いブロックの応酬が随所に見られ、レベルの高い試合が繰り広げられた




出場選手を代表して辻哲郎さん(右)と上田
みゆきさんが力強く選手宣誓=3日、前浜ビーチ
 

 


強いスパイク、高いブロックの応酬が随所に見られ、レベルの高い試合が繰り広げられた















砂上での熱いバトル。次のプレーが勝負を決める
 


ナイスプレーに思わずガッツポーズ



ナイスレシーブにナイスバックアップ。これぞビーチバレーのだいご味


サーブに集中する女子選手


高いブロックをかわしスパイクを放つ女子選手

 
 

 
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