6/30.sun.
夕方近くのビーチに泳ぎに行く。やっぱりジョギングより泳ぐほうが向いている。
今日は本当に暑かった。

6/29.sat.
韓国 vs,トルコの試合はとても見応えがあった。試合後、スタジアムにトルコの大きな赤い旗が上
がったのも印象的だったし、選手達がお互いの国旗や取り換えたユニフォームを観客に見せながら
挨拶するシーンも良かった。韓国だけに向けられていたサポーターのエールがだんだん二カ国への
エールに変わっていく様子を見てこの試合を見た価値があったと思った。

6/26.wed.
夜、海から昇る満月を写しに行く。ズームした月はファインダーの中からすぐ逃げる。
一枚くらいは思い通りに撮れていたらいいな。月は海面に光の道を作る。
自分の足元から月にまっすぐ続いている道だから、遠い所まで歩いていけそうな気分になる。

月の出を一人待ち居り夜の浜 tamasudare

6/24.mon.
早朝から蝉の幼虫を探した。抜け殻ばかり15コも見つけたけれど羽化中の蝉には出会えな
かった。人気のある場所には6コくらい抜け殻があった。一匹「おや、」と思ったのがいたが
気の毒に羽化に失敗した幼虫で、すでに蟻が来ていた。7年もかけて木の根っこの汁を吸って
ここまで育ったと言うのに一番大切な時に力尽きてしまったなんて随分厳しい事だと思う。
抜け殻があるという事は、蝉にとってはおめでたい事なんだ。木に抱きついたまま羽化の途中
で息絶えた幼虫を見てそう思う。地面には直径1.5cm位の穴があちこちあいている。きっと蝉
が出てきた穴なんだろう。羽化した蝉達は鳴いて雌を見つけてまたこのあたりに卵が生みつけ
られるのだろう。この下には来年出てくる予定の幼虫もいるんだろうな。

 

6/23.sun.
今日6月23日は沖繩では「慰霊の日」だった。正午にサイレンと船の汽笛が一斉に鳴らされ、
みんな黙祷する。

炎天に汽笛が濡らす記憶かな

ガマを出て海星それから星になれ tamasudare

 

6/22.sat.
今日は、京都で現代俳句協会のシンポジウムがあった。今回は出席できなくて大変残念だった。
どんな内容だったんだろう。私もいろいろな話を聞いてみたかったなあ。

その時間は、仕事をしながらサッカーをとびとびに見ていた。韓国がスペインに勝った。スタジア
ムの観客席は赤一色で凄いpowerだった。試合直後の韓国の監督へのインタヴューが面白かった。
監督:本当にみんなよくやった。彼等は素晴らしい!ここまで来れたのが夢のようですが、その夢
がまだこの先も続くのかと思うと本当に信じられません。応援の方々も力一杯で凄かった。乱暴する
人もなくみんな立派だった。
というような事を答えた後、
Q:これから横浜スタジアムに行くのですか?(のような質問だったと思う)の問いに、
監督:えと、あの、もし宜しければ、私はまずシャンパンを開けてみんなでお祝いをしたいです。
“If you don't mind,I'd like to drink champagne ,and×△@*・・・ something,something・・・”
Q:この先のゲームの展開ですが・・・
監督:もうもう、たのむよ、なにも聞かないでくれ!!・・・・今、この先の事は何んにも考えら
れないんだ。。。!“Don't ask me! Don't ask me anything about ×△@*・・・・ ”

という具合だった。本人もスペインに勝つとは思わなかったんだろうが“If you don't mind”と
始めたので一体何を言い出すのかと思ったら、その後に続く言葉が何だかおかしくて笑った。
スペインの監督は審判に不服があるらしく、怒りすぎて今にも爆発しそうで血圧が心配になる
程だった。後で「ミス・ジャッジ」の問題が浮上した。ああ、それで韓国の監督は困惑して
“If you don't mind・・・・”と言ったのかもしれない。・・・と後で何となく納得。

6/21.fri.
玄関の軒を支えている柱に蝉の抜け殻発見!という事は、玄関付近の土から出てきたんだろう。
このあたりは、少し掘れば砂地だけれど土の表面は乾燥していて固い。蝉の力を考えたら外に
出る為に土を掘るのは大仕事だろう。それにしてもすぐ足の下の土の中で蝉の幼虫が生きてい
るなんて不思議だ。それも7年間もかけて大きくなるなんてすごい。今日から少しの間、朝は
蝉探しをしよう。

空蝉の琥珀を抜けし翡翠かな  五島高資

本当にこの句の通りだと思う。殻を脱いだばかりの蝉の色は本当に美しくて、淡い乳緑色の
翡翠の彫刻のようだ。空蝉という言葉は俳句を始めてから知った。中にもう蝉がいないのに
存在感があるその姿をうまく言い表わしている。「うつせみ」という読み方も風流で好きだ。

6/20.thu.
今日の天気は夕べまでの天気とまるで違っていて「梅雨明けました!」と言っているようだ。
日差しが急に真夏モードになっている。家の中にいても外の光が眩しい。
 春に「今からてくてく旅に出ます」とメールをくれた友人は、東京を出発して東海道を辿り紀伊
半島をぐるりと周り、確か北九州あたりで「そろそろ折り返します」とメールをくれた。
『ああ、やっと帰って来るんだな。』と思っていたら、今度は北海道からメールをくれて、
カムイの話などを聞かせてくれるのだ。二週間程メールがなかったが、今日はレブン島から北海
道に戻ったとメールをくれた。彼女は素直で素敵な絵と詩を書く。スケッチ・ブックに出会った人
の様子や、お店や、植物などいろいろ書き留めて小さな説明書きを添える。彼女はまるで昔の俳人の
ような旅をしている。宝物のような記憶を沢山持っているのだ。俳句を詠んだらさぞいいだろうな
あと思う。それにしても一体いつ帰って来るんだろう。

6/19.wed.
ブラジルの国歌はとても早くて難しそうだ。早いテンポで音数も多いのできっと歌詞も長いん
だろうなあと思う。昨日病院に行ったらTVの前にお医者さんも患者さんも集まって観戦してい
た。何となくなごやかでいい雰囲気だった。

6/18.tues.
最近「ヨモギエキス」が気に入っている飲み物だ。ヨモギをメインに甘茶蔓と鬱金が混ざって
いる濃縮の液体で、お水で薄めて飲んでいる。薬の味みたいで嫌がる人もいるけれど、私は結
構好きだ。

6/17.mon.
春から毎晩6キロコースをwaiking +joggingしている。私はjoggingはあまり好きではない。
長い距離走るのは苦手だ。歩きはじめて20分はだるくてつまらないけれど、40分歩くと身
体全体がほぐれてきて後はいくらでもノンストップで歩き続けられるようになる。途中で筋
を伸ばしたりしながらどんどん歩く。とても爽快な気分。でも湿度が高く、蒸し暑い日には
とてもバテる。2日間止めるととても後がつらくなるので休まないように頑張っている。雨の
日は諦める。暑い日は犬もすごく“はあはあ”していて大変そうだ。漁港の海へのスロープの
ところまで来たらいつも犬は自分だけ泳ぐ。身体を冷やして気持ちよさそう。水が大好きな犬
なのだ。知り合いの犬でドロップ・オフまで付いてきて一時間くらい沖で飼い主と一緒に泳ぐ
犬がいる。ウェット・スーツを着たカップルのシュノーケリングの背中を筏がわりにして、
沖まで行くプードルを見た事もある。とても小さいプードルで軽そうだったから飼い主も沈む
様子もなく、すいすい沖に行ってしまった。あとカニの穴をどんどん掘ってカニを見つけるの
が好きな犬もいる。

6/13.thu.
西の漁港も東の漁港も夜になってもざわざわしている。もうすぐ「ゆっかぬひー」だからだ。
「ゆっかぬひー」とは旧暦の5月4日の事で、毎年この日には
「ハーリー(海神祭)」がある。
ハーリーは、海人(うみんちゅ)のお祭りで、刳り舟に十数人の若者が乗り込み、櫂で漕いで競
争するボート・レースだ。船首には鐘を鳴らす人が座りみんな鐘に合わせて漕ぐ。今では、素人
も参加できるのでいろいろなチームがあるけれど、やっぱり海人のチームは、迫力がちがう。転
覆ハーリーといって、沖の旗の場所で一度わざと船をひっくり返してまた全員乗り込んで帰って
くるという高度な技を要する競技があるが、これは追い込み漁などで鍛えた人がメインになって
行う。陸では女の人達がドラやパーランクなどを打ち鳴らし、船の綱を引き寄せる仕草をまぜた
カチャーシーを乱れ踊るのでそれも迫力満点なのだ。漁港には各船の大漁旗が張られて賑やかな
眺めになってきた。中国にも良く似たお祭りがある。きっと中国から琉球に伝わってそのまま定
着したんだろう。
那覇のハーリーの方が、より盛大で中国のお祭りに近い。確か中国の船は龍の
形をしていたと思う。ハーリーは朝早く始まってお昼にはもう終わってしまう。

ハーリーの銅鑼も聞かずに居眠りす tamasudare



6/12.wed.
今日クマゼミが鳴いたのでじきに梅雨明けだ。

6/10.mon.
花に水をやっていると、通りすがりの観光客らしき女の子2人に「この花って何ていう
なまえですか?」と尋ねられて「あ、これはね、アリアケカズラっていう名前の魚。」と
はきはき答えてしまった。二三日大変忙しかったので相当ぼんやりしていた。
それにしてもすごい間違い方だったので三人で笑った。花をバックに写真を撮ってあげた。
デジカメなので失敗かどうかすぐに確認できる。私もデジカメが欲しいなあ。

6/8.sat.
絵を描く為に、去年写した1枚の写真を探しはじめたら、部屋全体の片づけをする事に
なってしまい、もう3時間以上経つのにまだ写真のストックを見るところまでいかない。
読みかけの本や、買ったのに目を通していない本が出てくる度に読んでしまうので、時間
がどんどん過ぎる。写真もプリントした時点でちゃんとアルバムに入れておけばいいのに
そのまま置いておくので、何がどこにあるのかわからないので気が遠くなりそうだ。スト
ック写真は凄い枚数あるので、1枚探すのにもまた時間がかかる。泣きたい気分。

6/3.mon.
Stephenさんから連絡があり、The Richmond Haiku Workshopの“South by Southeast,vol.9,
no.2”に二句取り上げてもらう事になった。今回は17soundではなくshort-long-shortの
形式で作句したものばかり4句送った。Stephenさんから連絡がなかったので諦めていたところだ
ったのでうれしい。

6/2.sun.
今日も引き続きサッカー観戦をする。ナイジェリアと言えば好きなミュージシャンがいる。「キ
ング・サニー・アデ& his African beats」や対極的な「フェラ・クティ」はよく聴いた。だから
今日は絶対ナイジェリアの応援をしようと思ったが、試合を見ているうちにアルゼンチンの気迫
も凄かったのでどちらも応援する。アルゼンチンのチームにジャコ・パストリアスに似た選手が
いた。そう言えば、アルゼンチンの国歌は、途中から陽気なリズムに変わる。試合前の国歌を聞
くのも一興だ。試合中、各国の持つバック・グラウンドが見えるので色々な発見があり納得させ
られる事も多い。普段スポーツ観戦をあまりしないので、たまに見ると新鮮だ。

6/1.sat.
昨日サッカーの試合が面白かったので、今日も見ることにした。どちらを応援しようか迷って
いるうちに試合が始まった。ドイツのプレイヤーは、まるで足に磁石がついているみたいにボ
ールを扱う。全てが確実で全員が一つの脳をシェアーしているように滑らかな守備だった。あ
まりのうまさに魅かれてドイツを応援することにしたが、ドイツが4点入れた頃から『もうド
イツは点数は充分だからサウジアラビアに頑張って欲しい』という気分になり、気付いたらサ
ウジアラビアを励ます気持ちに変わっていた。あんなに負けっぱなしでは、哀しすぎてこのま
まじゃ寝つきが悪くなりそうなので何としてもサウジアラビアには、一点くらいは入れて欲し
いと思った。あの試合を見ていた多くの人がそう思ったと思う。試合が終わった後、TVのア
ナウンサーも解説者も何だか哀しげな顔をしていた。

5/31.fri.
9時過ぎにTVのチャンネルを変えたらサッカーの試合中だった。そうだ今日からW杯だった。
フランスは強そうなのでセネガルの味方する事に決めて観戦。なんとリードしているのはセネ
ガルではないか。セネガルのキーパーは心強く安心して見ていられる。セネガルは攻めも守り
も落ち着いていて、後半になっても確実なプレイをしていた。初出場で最強のフランスを破っ
たなんて凄い!WELL DONE, SENEGAL!!

5/30.thu.
知り合いにペンライトを使って蛍を呼ぶ方法を教えてもらう。

5/29.wed.
昨日upした文章の何ケ所も訂正した。
カニの話からここに書ききれないような話にまで及んでしまい、とても中途半端な気分になった。
実際、今現在もこれらの問題は混沌としたままずっとあるのだ。各方面の詳しいデータをもっと
集めてみて尚且つ自分でも調査しなければ、この問題に関してこれ以上web上に書き続ける自信
はない。ただ、見たままの小さな情報でも、何かのデータとして役に立つ事があるのでいろいろ
な観察は続けようと思う。

5/28.tues.
ゆうべは珊瑚の産卵があった。いつも同じ頃にオカガニも産卵する。オカガニは浜沿いの薮に
住んでいるカニで、大きさは手のひらくらいで、かさが高い。たまにTVなどで紹介されている
クリスマス島のカニの大移動(こちらはアカガニ)の小規模なものだと言ったら想像がつく人も
いるだろう。昔は「薮→砂浜→波打ち際で産卵」とスムースに移動できたけれど防波堤が出来て
しまった為、みんなさっと海に行けない。海に降りる階段のところまですごい行列が続いている
所を見ると本当に気の毒に思う。たまに防波堤に爪の先を引っ掛けてロック・クライミング式
横登りするカニもいるけど、成功率は極めて低く、あと少しの所で落っこちてしまう。階段まで
並んでいるカニ全てが海まで行けるのだろうか。カニはどうやって薮に帰るのだろうか。生まれ
たカニにとっても薮に行くのは大変だ。カニが減ったら他にどのような影響があるのだろうか。
八重山の経済の殆どは、観光をメインに自然の美しさにより成り立っているのだから、もっと生
態系を考えた開発をするべきだと思う。去年、西表の一本しかない海沿いの道路を拡張している
のを見て愕然とした。長い間かけてできた「自然の赤土濾過システム」である浜沿いの木を根こ
そぎユンボで倒して、ブロックをはめこんで固めていた。景観を損なわない為に、ブロックの上
に草の種が仕込んであるネットを張って終わりだそうだ。浜沿いの一番外側の地形は台風の度に
少しずつ変わる。そんな小さな草などあっという間に流されるだろう。今まで大きな石や岩の間に
根を張り巡らせて、しっかり赤土を抱えていた植物を根っこから取ってしまったら、赤土がダイレ
クトに海に流れてしまう。
赤土汚染は海の生態系に大きく影響するのだ。
そんな事は誰でも解っているはずなのに、こんな小さな地域でさえも市政改革するのは難しく、と
にかく住民に即お金が流れる計画が優先される。島には仕事がないので、それもいた仕方ない事だ
とは思う。公共事業で食べている人達にとって工事が減るのは死活問題なのだ。公共開発事業の企
画の段階から現場まで生態系に関しての専門家を置くべきだと強く思うがそう簡単には行かない。
環境問題に対しての対策は、少しづつではあるけれど以前に比べると良くなってきてはいる。
しかし開発に伴い問題が発生するスピードの方がはるかに早い。八重山郡には環境庁や農林水産省
の施設もあり、国から派遣されて自然の調査に来る人達も数多くいる。一昨年には
WWF
サンゴ礁保護研究センター」もオープンしたが、公共開発事業に彼等が調べた貴重なデータが
なかなか反映されないのが大変残念である。
自然が破壊されたらそれこそ島民は食べていけなくなるのだ。

5/27.mon.
いつもいろいろな犬があそびに来るけれど、犬はよく知っていても家がわからないので勝手に
名前をつける。夕べは「どん兵衛」が来て玄関にずっと座っていた。どん兵衛は多分、シープ
ドッグが少し入っている雑種で、顔が細くてキツネみたいな犬だ。毛もキツネ色をしていて、
時代劇の町娘のかつらをかぶっているみたいに見事な富士額をしている。どん兵衛は私にもよ
くなついているけれど、私より玄関の方が好きなようだ。随分前から来るけれどいまだにどこ
の家の犬なのかわからない。

5/26.sun.
図書館でステファン・グラッペリのCDを借りた。ヴァイオリンでなければ出来ないようなソロを
追いかけるのが楽しい。のびやかな音がきれいである。バッキングのピアノの朧な音加減も素晴
らしかった。ヴァイオリンはいろいろな逸話を持っていて興味深い楽器の一つである。

5/21.tues.
夜、道でタマムシのような奇麗なカメムシを見つける。本当はナナホシキンカメムシという
名前。以前、八重山椰子の林で30匹くらいかたまって葉に止まっていたのを見たことがある
けれど街中では初めて見た。今晩は一匹で居た。とてもきれいなので接写しようと思い指に
とまらせて連れて帰る。カメムシは飛ぶこともなく、おとなしく手のひらを歩いていた。
手の上にいるカメムシを蛍光灯の真下で接写していたら、二枚写したところで、蛍光灯に向
かって飛んでいってしまった。そうだ、カメムシは蛍光灯が好きだったのを忘れていた。

5/19.sun.
仕事を終えてraceを見に行く。ヘリコプターとTVカメラが追いかけるトップの選手は毎年入れ
替わる。何年か前に、一世を風靡していた選手の順位が年々落ちていくのを見るとスポーツ界の
厳しさをひしひしと感じる。それにしても限界に挑戦している人が目の前を通りすぎていくのを
見ているだけでpower chargeされるようだ。彼らの発する力は本当に凄いと思う。一般の部は
午前中なので仕事があるためなかなか見に行けない。たまに見にいくと様々な人が自分の体力に
挑戦している姿に心打たれる。足を失った人も目が不自由な人もいる。みんな一緒に頑張ってい
て素晴らしい。私も体力に自信があれば出てみたいなあといつも思う。去年、ワールドカップの
男子のレースの時、最後の競技のRUNの最後の一周で、最後を走っていた、イタリアかスペイン
の選手が、急に道の真ん中から歩道沿いぎりぎりに走り出した。手を横に出して、応援してくれ
ている小学生達の手をタッチしながら走りはじめた。それを見ていた人々は、みんな彼に手を差
し出した。彼はにこにこしてみんなの手をタッチしながらゴールに向かって走っていった。とて
もいい光景だった。

5/18.sat.
四年ぶりにに李くんと会った。彼はワールドカップの香港のアスリートで、通訳ボランティアを
していた頃、彼等のロード・レーサーが乗り継ぎの台湾で積み残されてしまい、空港とのやり取
りを、通訳したりしているうち親しくなった。といっても「久しぶり、元気そうだね。」くらい
しか話さなかった。レース前のアスリートはとてもテンションが高く、レースに向けて分刻みで
コンディションを整えている。関係ない話や質問で邪魔するのは悪いので、いつも特に何も話し
かけない。困った時には何か質問してくるだろうから、それにだけ答える事にしている。通訳の
数は年々増えており最近では九州からも国際交流員が応援に来てくれて内容も充実してきたので
私はもう通訳ボランティアには参加していないが、何かあったときは時はhelpしている。

5/17.fri.
日曜日はトライアスロン大会がある。午前中は一般の部で午後からはワールド・カップのレースだ。
レース前になるといきなり街角に現れるロードレーサーにのったアスリート達に驚く。
彼らの身体は無駄なものが何もなく、まるでゲームキャラクターのようだ。
4、5人で走っている所に出会うとあまりの非日常的な状況に息をのむ。
彼等の中にはオリンピック選手がたくさんいる。

5/16.thu.
 今日こそは泳ごうと、てきぱき仕事を終わらせて夕方、近くのリゾートホテルの前の浜に行
った。犬を連れて浜に下りる手前で係員に「恐れ入りますが犬はビーチに入れませんので。」
と言われた。確か海沿いの土地を買っても浜は所有できない事になっているように記憶してい
たので、どこのルールなのか聞いてみたところ「市のルールです。」と返答が帰ってきた。振り
向いて浜の入り口を見たら犬に
×印がついた注意書きの看板があった。他の浜はみんな犬を連
れて泳ぎに来ているからその浜が犬立ち入り禁止だとは知らなかった。泳ぐのは諦めて反対側
の誰もいない浜沿いを散歩をする。ホテルのエリアを越えたらいろいろな漂流物が現れはじめた。
レコードの一かけらを発見。レコードなんて漂流物の中ではレア物なので喜んで拾う。
小さな御嶽(ウタキ)を見つけた。潮だまりにイラブチャー(アオブダイ)をさばいた後があり、
コバルトブルーのおおきな鱗がちらばっていた。鱗の大きさから見るとブダイは相当大物のよう
だ。犬は鳥を追いかけて潮干を猛スピードで走り回っていた。足痛くないんだろうか。ウニとか
を踏まないか心配で落ち着かないし、どんどん沖まで走って遠くの釣り人のところまで行こうと
するし、いつもはよーく言うことを聞くのに、海パワーのせいで制御不能モードに突入してしま
ったようだ。呼んでも振り向きもせずに無謀なハンティングに夢中になっている。諦めて犬のお
供をすることにした。犬ばっかり泳いでずるい。ホテルの敷地を横切らないためにゴルフコース
を避けて道を探しているうちに、ずいぶん遠くまで歩くことになったけれど、知らない場所を歩
くのは面白かった。

5/14.tues.
今日の兜太さんの句は

パンジーが雨の館(やかた)のお客さん 兜太

だった。何てかわいいんでしょう。少女の句の様で。植物はこの時期の雨がとても好きだから、この
パンジーの茎も水を吸ってしゃきっとしてそうだし、花びらもいきいきしていそう。誰が何で何処が
どうなんて考える必要ない句だなあ。

5/13.mon. 
昨日は、気圧と湿度の変化のせいでひどい頭痛だった。upした文章を読み直したら重複やまちがい
がいつもより特にひどくて何ケ所も訂正した。こんな日は文章を書くのを止めよう。人に会ったら、
やはりみんなそれぞれ「ねむい」とか「だるい」とか言っていた。亜熱帯気候ってこういうところ
が困る。でもシロアリも蛍も喜んで飛んでいる。

5/12.sun.
本日のふらんす堂のHPにある金子兜太俳句日記の句は

武蔵丘陵蝮寝ている夜明けかな 兜太

本物の蝮を見たのだろうか。それとも蝮に例えた何(誰)かの事なのだろうか。
この句は、私にとって結構身近な句である。先日、沖縄県全体に「ハブ注意報」が発令された。
毎年この時期は、ハブの活動期で冬眠から醒めてやっと頭がはっきりしてきたハブは、体力を養
いこれから来る夏の日々を充実させにる為に、夜は活発に食事しに出てくる。
今年石垣では野鼠が増えているらしい。ハブにとって野鼠は栄養価の高い獲物だから、みんない
つもより活動的かもしれない。市街地にハブはいないけれど、ちょっと町外れの草むらにはいる。
でもこの島にいるサキシマハブの毒性は沖縄本島にいるハブの7割だからやや薄い。性格も沖繩
本島にいるハブに比べると温和と言われており、驚かしたり、触ったりしなければすぐに逃げて
いく。ちゃんと気をつけていれば、そんなに簡単には咬まれない。
ハブの毒は胃液で作られているらしい。獲物の動きを抑え、スムーズに呑み込む役割と同時に外
側から消化を助ける役割も兼ねている。
昨日、知り合いに聞いた石垣の田舎の方に住んでいる人の話。夜眠っていたら、胸の上をハブ
が横断している最中だったそうだ。その人はハブには慣れていたらしく、慌てずにじっとして
いたらしい。ハブはそのまま横断を終えて去っていったということだ。その時「うわあ!」と
起き上がろうものなら、確実に咬まれていただろう。心臓に近いところを咬まれる可能性が高
いから大変危険な状況だったんだ。この間の兜太さんの句にある「うろたえるな新茶啜(すす)
ればきゅうとしみる」ではないけれど、この人はうろたえなかったからハブにきゅうと毒を注入
されずに済んだ。兜太さんの句では蝮が寝ているけれど、この話の場合は人の方が寝ていたので
す。
 

5/11.sat.
今、ここからは南十字星が見える季節だけれど、南十字星は水平線ぎりぎりをかすめて
沈む。水平線上にはいつもだいたい雲があるのでなかなかタイミング良く見る事ができ
ない。南十字星(サウザンクロス)は、銀河鉄道の夜に出てくる最後の駅で、お話の中
では天上に続くところになっている。

 

5/9. thu.
早朝、外に出たら空一面を鱗雲がおおっていた。鱗一つ一つが盛り上がっていてまるで
空に大きな龍の胴体があるように見えた。

5/8 wed.
タバコ畑でタバコの花を見た。タバコ(tobaco・ポルトガル語)はナス科。花はピンク色でかわ
いい。B品の葉は、沖繩ローカル煙草の「Hi-Tone」や「Violet」や「Uruma」に加工される。
なかなかいいネーミングでパッケージもレトロでいい。「Uruma」は漢字では「宇流麻」と書く。
琉球の古名でもあり
鬱陵島(ウルルンド)のこととも台湾のことともいうそうだ。そういえば、
幼稚園の頃とても気に入っていた「いろはかるた」に「さんべんまわってたばこにしょ」という
札があった。他にも「えんはいなものあじなもの」とか「よしのずいからてんじょうのぞく」とか
「けがのこうみょう」とか「もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ」とか訳もわからず暗記して
いた。その頃でさえ『古いなあ』と思ったかるたの絵は、多分江戸時代チックな夜回りのおじさん
が、早く休憩して煙草を吸いたそうにしていたものだった。そんな絵だったから子供心にもその
一枚は、いかにも茶色い煙草の葉とキセルのイメージで、健康的からはほど遠いものだった。
でも目の前に咲くタバコの花は、かるたの絵とは180度違う世界にあってとてもさわやかで可憐だ
った。
 

5/4 sat.
朝からがんばって植物の世話をする。扇芭蕉の株分けをするため大きな植木鉢を持ち上げて
地面にとんとん打ち付けて芭蕉を鉢から抜こうとしたら、手元が狂って足の上に落してしまった。
10号鉢を株分けしなければならないくらいだから鉢は相当重たい。痛みはレッド・ゾーンに果
てしなく近く涙が出そうだった。昨日も電話に出るために急いだら、扉付近に荷物があり扉が
少ししか開かなかった為に左膝小僧を柱でぶつけた。30分くらい痛かった。もちろん今日はあざ
になっている。2日連続で痛い思いをして情けない。日が暮れてからまた植物の世話をする。
梅雨が来る前に一度泳ぎたいと思っているけれど仕事が忙しくてなかなか外出できない。

5/3 fri. 
10分で終わる用事で出掛けたけれど、あんまり天気がいいのでサンドイッチを買ってそのまま埋め
立て地に新しくできた公園まで行った。テトラポットの向こう側には、小さな珊瑚が育ち始めていた。
パンの耳を投げたら熱帯魚が食べていた。ミジュンの群れがキラキラ光った。

 

4/30 tues.
食欲がないなあと思っていたら案の定カラスは死んでしまった。残念だけど仕方ない。
犬や猫は自分で傷を舐めて治すことがあるけれど、鳥は傷をぺろぺろなめたりしないからなあ。
毎日暑くて暑くて、お昼は外に出たくない程だ。昨日は泳ごうと思って海に行った。
服のまま泳いで、着替えずに乾いた頃に帰るという、すごい無精な計画で出掛けた。
風が強くドロップ・オフでは白波がやや高めでゆっくり珊瑚鑑賞できなさそうなので
潮干を歩いただけで帰った。釣り人が多かった。

4/29 mon.
先週、道にうずくまっていた天然記念物+絶滅危惧種のカンムリワシは、保護されて沖縄本島の施設に
送られ、今治療中らしい。鳥の治療はきっと専門家でなければ無理なんだろう。カンムリワシはたまに
見かけるけれど、野鳥の会の人達も見ることができたら大喜びで帰って行く程珍しい鳥なので大切にされ
ている。それにしても昨日捕まえたカラスの怪我は思ったより重症のようで、羽根が折れているのではな
く付け根から少しもげているようだ。うーん、考えただけで痛い気分になる。多分添え木をしてやるとか
包帯を巻くなどの治療が必要だと思うけど、羽根を触ると痛いせいかちょっとつつかれる。
明日獣医さんに電話で聞いてみようと思うが獣医さんは牛が専門で、犬、猫、豚、ヤギまでが限界だろう。
もし治ったとしても飛べないかもしれない。そうなったら浜沿いのキャンプ場に放そう。
『内地から来たキャンパーがきっと可愛がってくれるだろうし、カラスもいっぱいいるからカラス
コミューンで福祉対策を考えるかもしれない』などといろいろ考えてみる。

4/28 sun.
昨日から近所の子犬がカラスを追いかけていた。ずいぶん低く飛ぶカラスだなあと思って
見ていた。さっき家の前の鉢植えの陰にうずくまっているカラスを見つけた。羽根を怪我している
ようで小走りに逃げる。このままでは、犬や猫に噛まれてしまったりしそうなので捕まえて鳥カゴ
に入れた。近くで見るカラスは、目も嘴も羽根もつやつやしていてとても可愛い。突かれるかと
思いながらそっと身体に触ってみたらおとなしかった。頭を撫でても平気だった。食パンを
あげたら、すごく大きな欠片を丸呑みした。人間なら牛乳かなんかを飲まないと窒息しそうな
大きさなのにカラスはぜんぜん平気な顔をしている。そんな事はいいのだけど、もし羽根が治
らなかったらどうしようか。以前、羽根を怪我した飛べない鳩をリハビリさせた事がある。
あの鳩は運良く治って飛んで行ったけれどこのカラスはどうなんだろう?
カラスと仲良しの知り合いに電話したが、連休でどこかに出掛けているのか留守だった。
彼女は一緒に英語を勉強している友達で、アフリカで栄養士をしていた事がある。
動物が大変好きで、以前カラスを飼っていた。(多分巣から落ちた雛だったと思う)
そのカラスは、今は外で自由に暮らしていて、彼女が犬の散歩に出るときは、テリトリーぎりぎり
まで必ず飛んでついてくるそうだ。時々仲間を連れてきてベランダで食べ物をねだるらしい。
犬のごはんを犬より先に食べたり、彼女からおいしいものをもらったりして幸せに暮らしている。
カラスは、話に聞く通り頭が良く、今迄食べたことのない食べ物は、一度口にいれるが、
物陰で吐き出して、嘴でよーく食べ物を調べてから、はじめて食べるそうだ。
物干しにかけておいた針金のハンガーがどんどん減っていくと思ったら、カラスが持っていった
らしかった。ハンガーを木の枝に寝かせて置いて、それを土台に巣を作っていたらしい。
これはカラスの大発明だ。彼女の家の近所の街路樹にはハンガーでできたカラスの巣が沢山あって、
ハンガーの巣は地元の新聞にも載った事がある。「でも、カラスって光る物とか持って行かない?」
と聞いたら、やっぱり今迄に腕時計を二個持っていかれたそうだ。などなど彼女はカラスにとても
詳しくて、そのカラスをとても可愛がっている。もしかして、さっき捕まえたカラスも彼女が引き取っ
てくれるかもしれない。もし駄目だったらある程度元気になるまで面倒を見てまた放そう。
あとはカラスの運次第という事にして。

4/27 sat.
只今、朝6時45分。月が海に沈む写真を撮ろうと思い、五時頃犬を連れて車で漁港の端っこまで
行った。出る時には月に雲が薄くかかり、朧で美しかったけれど、漁港に着く10分程の間に
月は厚い雲の中に隠れてしまった。防波堤で三脚をセットして月が雲間に現れるのを30分くら
い待ったけれど、月は隠れたまま沈んでしまった。鶏の鳴き声とともに、空はどんどん明るく
なっていった。こんなふうに今迄何度も月や虹の写真を撮りそこねている。空の様子は刻々と
変化する。でも防波堤で日の出少し前の柔らかな暗さの中で波が寄せる音が心地よかった。
水の流れる音や波の音は不思議と心を落ち着かせてくれる。それだけでも行った価値はある。
仕方ないので今朝はセルフタイマーで犬と2人記念写真を撮った。
明日の明け方もう一度トライしてみよう。

4/25 thu.
この間からの風邪がずっと長引いていてすっきり治らないので重い腰を上げて今日やっと
病院に行った。といっても熱があるわけでもないので風邪薬をもらって帰った。
薬を飲んだらすぐに元気になった。薬でこんなに治るなら早く行けばよかったと思う。
今日は曇りで夜は雨。気温は24℃くらいだけれど、夜は少し冷える。24℃で冷えるなんて
言ったら笑われそうだけど、昼と夜の温度差が大きいから風邪を引きやすい。
ここでは25℃になるとみんな「ちょっと寒いね。」と言う。
 

4/21 sun.
この島にはフルーツこうもりという、羽根を広げたら1m弱の大きな蝙蝠がいる。
正式な名前は
ヤエヤマオオコウモリという。日が暮れたら街中でも沢山飛んでいるけど
観光客の人達はだいたいカラスだと思っていて気付かない。「あれ、蝙蝠なんだよ。」と
教えたらみんな驚く。「吸血ですか?」と怯える人もいる。この蝙蝠はとても平和な性格で
がじゅまるの実や、詳しくわからないけど蝙蝠の好きな花とかを食べていて人を襲ったりなんか
しない。身体はふわふわの毛が生えていて目はぱっちりしていて面長のタヌキみたいな顔をして
いる。以前知り合いが、子蝙蝠を拾ってカゴで飼っていた。羽根はキクラゲみたいで手足をとても
器用に使ってパパイヤの実を美味しそうに食べていた。その蝙蝠は飼われているうちに慣れたのか
明るい所に置いても平気にしていた。フルーツこうもりは、よく二匹一緒にいて、一匹が違う木に
飛んで行くと、もう一匹もついていって仲良くあちこちの木を渡りながら遊んでいる。
たまに夜中「キーキー」ケンカしている声がする。外に出て懐中電灯で照らしたらとても嫌そうに
首を回す。とにかくとてもかわいい生き物で私はこの蝙蝠が好きだ。まだまだ沢山いるけれど、実は
沖縄県に生息する絶滅のおそれのある哺乳類にリストアップされている。この種の蝙蝠は馬や人に
害を与えるウィルスの媒体になるらしいけれど、今のところ八重山ではその報告はない。
以前930hpaの勢力の強い台風が来る前に、御願(神社)の上を群れで飛んでいて不安になったこと
がある。気圧の変化には敏感みたい。この間車を運転していたら向こうから蝙蝠が飛んできてフロント
ガラスの上ぎりぎりですれ違った。ぶつかるかと思って私は思わずあたまを低くしたくらいだった。

朧夜の蝙蝠とぶつかりかける tamasudare

4/19 fri.
散歩の途中園芸店でレモンの花を見つけた。とてもとてもいいかおりがした。

かおりだけ連れて歩こう檸檬の花 tamasudare

4/17 wed.
冬から何回か小さな風邪をひいては自然に治っていたけれど、また新しく風邪をひいた。
昼間は暑くて夜は肌寒いせいだと思う。今日はずっと休んでいた。

4/15 mon.
今日は浜下り(はまうり)の日。最初「はまうり」と聞いて浜で何か売る日かと思った。
「おりる」を沖繩では「うりる」と発音する為、はまうりと言われている。
旧暦三月三日の大潮時に女性が海水で身を清める儀礼的目的の“禊ぎ”から始まった行事で
今では、男女関係なく潮干狩りの日になっている。沖繩では全ての行事が旧暦で行われるか
ら、毎年、お盆やお祭りの時期がずれる。モズクの入ったバケツを持った女の子と道ですれ
違った。私はすっかり忘れていて、友達に「今日海に行った?」と聞かれて浜下りだった事
を思い出した。今日はとても暑かった。

4/13 sat.
小さな花がつくクイーンネックレスとアイビーの小さな鉢植えを買った。
豆科や蔓性の植物は、強くて場所を選ばないしきれいだから好きだ。
ゲンペイ木は可愛がっているのになかなか花をつけてくれない。
野朝顔の挿し木は成功した。もう少し待てば淡い桃色のきれいな花が咲く。

4/12 fri.
トカラ列島の諏訪之瀬島の御岳で火山活動が活発化しているらしい。
石垣の近海でもこの間から地震が度々あり、津波警報が2回発令された。
実際に揺れを感じなかったのとTVをつけていなかったのとで津波警報が出ている事さえ知
らず、知り合いからのメールで地震があった事を知った。
八重山は230年程前に「明和の大津波」と呼ばれる大きな津波の被害にあっており9313人
の人が流された。陸に押し上げられた砂や石、岩の状況から、ある湾に到達した波の高さは
85m程もあったと推測される。
・・・というような事を私は、たまたま当時の記録が細かく書かれた本を持っていて知っ
ているけれど、意外に知らない人が多く、自分の住んでいる地域は安全だと思っている人
が多い。大津波は随分昔の話だから無理もないけれど、折角過去の災害のデーターがある
のだからそれをもっと生かして災害に供えればいいのにといつも思う。実際80mもの波が
来たら、なすすべもない気分になってしまうだろうけれど、一つの知識が命を助ける要に
ならないとも限らない。島をドライヴすると山の麓や牧場など、ところどころ大津波に押
し上げられた珊瑚礁の巨大な岩が残っているのが見える。今回の地震も揺れ方が違ってい
たら、大津波が起きるところだったらしい。私が住んでいる所は海に近い。埋め立てが進
んでいるので昔と環境は変わっているけれど、80mもの波が来たらきっと蟻のように流さ
れてしまうのだろう。

4/11 thu.
夜、港まで散歩。沖に停泊している船がクリスマスツリーのようにきらきら光っていた。
陸から見たら、シャンデリアが輝く船内で舞踏会が開かれているように見えて、人魚姫の
お話を思い出す。私も友達も長い間「どこか外国の客船が寄港しているんだろうね。」と、
いつも羨ましがって眺めていた。ある日、船舶関係の人にどこの船か聞いたところ、
「あれは貨物船で、不定期に停泊する船は衝突事故防止の為に、夜間は灯を沢山つけなけ
ればいけない事になっているのです。」という答えが帰ってきた。
きらきらの下はカーゴルームで、石材や材木などが入っているらしい。なあんだそうか。
それでも、やっぱりきらきらした船を見る度にいつも舞踏会のイメージが頭に浮かぶ。

4/10 wed.
ふらんす堂のHPにある金子兜太俳句日記を毎日楽しみにしている。
本日の句は、

うろたえるな新茶啜(すす)ればきゅうとしみる 兜太

うーん、いいなあ....。兜太さんの日めくりがあればきっと買うのに。
私もうろたえそうになったら、熱いお茶を飲んで身体に「きゅう」と
お茶をしみこませてから落ち着いて考える事にしよう。

4/9 tues.
Stephenさんから彼の作品があるweb siteを教えてもらった。
Stephenさんはリッチモンド大学で日本美術と文化を教えている。
このsiteでは、彼の描いたとてもかわいい蛙の絵やダイナミックな書や、
焼物などの作品を見る事ができる。
昨日届いた“South by Southeast”の中で17syllablesで作句しているのは
私を含めて2人だけだった。他の参加者のhaikuの音節は、2-5-3、3-6-4、5-6-2、
最も短い句では2-2-2など様々だった。音節数が自由なところは日本の俳句とは全く違う。
今回取り上げてもらった私のhaikuは

It's always tastes vague
a cup of winter rose tea
hides behind the teeth

この句は「唇の奥に隠れる冬の水」を英語にしたものなのだが、17syllablesを意識して
英語にしたので日本語の句より情報量が多い。季語も「冬の水」を「冬薔薇のお茶」に
変えた為二つの句を比べると随分違うけれど、自分では同じ事を表現していると思うので
この句に関してはこれで納得している。17syllablesを意識しなければ、もっと短くできる
し日本語の句に近づけられる。最近、syllableを気にしないで作句するようになってきたが、
英語俳句の音節については未だ模索中。

4/8 mon.
今日はとてもうれしいことがあった。“The Richmond Haiku Workshop”から年三回発行
される“South by Southeast”が送られてきた。haiku&haiku artsがメインコンテンツの
38pageの小冊子で、可愛い表紙の本だった。中には俳文や俳画も取り入れられている。
このprojectの編集者は
Stephen Addissさんをはじめ6人。今回の参加者は全部で36人だった。
1月末にRaku-TeapotのMLでStephenさんから参加の呼びかけがあり14句程送ってみた。
本当は、俳画を送るつもりだったけれど締め切りに間に合いそうになかったのでhaikuだけを
送ったのだが、今回ラッキーな事に一句選んでいただけた。
Lloyd Goldさん、
Jim Kacianさん、Paul Conneallyさんに続いて私のhaikuが4番目に掲載
されていた。これは大変名誉ある事だ!私のhaikuはlast pageの隅っこに載ると思っていた
ので大変驚いた。これは私のhaikuが初めて活字になった記念すべき本である。宝物が一つ
増えてうれしい。Stephenさんは書道歴30年。先日彼の作品が印刷されたpost cardをいた
だいた。「無門」と二文字勢いのある筆様だった。 

4/6 sat.
半年以上も前からずっと描こうと思っていた俳画がやっと完成した。
去年の春に友達と西表のジャングルの奥で見た先島蘇芳の木が忘れられなくて
夏にもう一度写真を撮りに行った。それから少しずつ写真を加工してCGにして
いたけれどなかなか思い通りに描けなかったのが、さっきやっと形になった。
昨日UPしたのは少し雑なところがあったので今、また描き直した。
気になっている木はもう一つある。
言葉を話しそうな大きな木で、山奥の螢が飛ぶ小さな水場にある。

4/3 wed.
今日から、身の回りで気付いた事を少しづつ書く事にした。

干潮17:35 中潮。潮干潟を歩いた。
海には貝を取りに来た人達が4,5人いるだけだった。
海水はまだ冷たかったけれど歩くうちに慣れてきた。
青い海星、大寄居虫、海鼠いろいろ、蝦蛄、コバルトスズメ、
小さな蛸が墨を吐いて浅瀬を逃げていく。
よく見かける名前を知らないまだら模様の蟹。
岩から細い足をのぞかせている柔らかい海星の足。
砂の上を走った犬の足跡の写真を撮る。
琉球キンバトを見た。
赤翡翠の転がるような鳴き声は夕暮時によく合う。
今日はリーフの波の音が大きく響く日。
霞の中に沈みかけた夕日が春色できれいだった。


海風は身体を軽くする薬
tamasudare