アパート経営とリノベーション

1.賃貸住宅(アパート)の市場動向(那覇市、及び那覇市近隣地区)
リーマンショック後の経済不況とアパートの供給過剰による需給ギャップの2大要因によって、アパートの空室率が20%前後で推移しているものと思われます。 賃貸住宅も量から質の時代に完全に移行しており、老朽化した古い建物は入居者がなかなか決まらない状態にあります。

具体的には                                                 
○間取りの使い勝手が悪い(居室の間仕切りが襖で個室がない)
○トイレ、浴室が同じで使いにくい
○居室の設備が備わっていない「クーラー、洗面所、洗濯機置場が居室内にない等」
○駐車場がない等、
                                                            このような物件は入居率がかなり悪くなっています。新しい建物と古い建物での入居率は2極分化するような傾向にあるように思えます。
また最近のアパートは時代ニーズに合った設備(インターネット、浄水器、浴室乾燥機、 BS、オートロック等)を備えているところが多く、ますます古い建物と差別化されています。
このような状況から古い建物の入居者をどうやって確保するか真剣に検討しなければならない時が来ているようです。これからは建物の修繕を計画的に考え、費用等も積み立てる工夫が必要になってくると思われます
また修繕は専門の業者に任せ入居者が満足いくように補修して行かないと、入居者が決まらず何年も空室のままの状態になりかねません
2.空室対策
古い建物の現在のものを生かし、住器等は取り替えし古いものは表層の化粧直しをして、貸主の投資額を削減して賃料がアップして満室にし再生させることをリノベーションといいます。
                                                            このリノベーションの方法をうまく活用し古い建物を時代ニーズに合ったアパートに再生して入居者を確保しアパート経営の安定化をはかりましょう。

また入居者の生活の多様化で例えばペット同居型アパート、高齢者向けアパート等、生活の多様化に適用する供給が少ないのが現状であります。とくに最近ではペット可物件を探されている入居者が多く物件を探すのに大変だという話はよく聞かれます。
   最近の市場動向(那覇市以南の地域)